株主・投資家の皆さまへ

平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

2026年4月、重要鉱物・金属資源のリサイクルや再生資源活用などを促す「循 環経済行動計画」が閣議で決定されました。循環経済が国家戦略に位置付 けられ、経済成長を社会の持続可能性と両立させる「サーキュラーエコノ ミー」への移行に向けた重要な一歩であると認識しております。世界全体 に目を向ければ、政治的な緊張や戦争の影響によってサプライチェーンが 途絶するリスクが高まっており、天然資源産出国が資源を囲い込む資源ナ ショナリズムの傾向が生じています。
 
当社はおよそ半世紀前から今日に至るまで「この手で守る自然と資源」というパーパスを一貫して保持しており、主に貴金属や希少金属の領域で再資源化の事業に取り組んで参りました。社会全体が循環経済への移行を急務とする状況にあり、当社が事業を継続し拡大することは、社会的使命に適うものと考えております。

2026年3月期の業績は、売上収益5,699億円、営業利益370億円となりました。貴金属リサイクル事業に関しては、主に電子分野で回収量を増やし、宝飾分野で採算性を高めたほか、インド現地法人の設立など、アジア全域における原材料回収に進捗がありました。北米精錬事業に関しては、精錬入荷量を増やしながら、それを土台として製品加工事業、倉庫事業、トレーディング事業が伸びました。結果として、売上収益、営業利益ともに過去最高の水準に達しました。

配当につきましては、配当性向40%を目安として安定した配当を継続するという方針のもと、2026年3月期の期末配当金を65円と決定し、前期の期末配当金との比較で25円増としました。引き続き、社会へのインパクトを重視しながら、企業価値の向上と安定的な株主還元に努めて参ります。株主のみなさまのご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

2026年6月
AREホールディングス株式会社
代表取締役社長 兼 最高経営責任者(CEO)
東浦 知哉